鳥類標識調査は全国に活動がされています。標識調査の現場である網場情報などを全部公開はできませんが、どのような人がどのような場所でどのような調査をしていて、その成果はどういったものかを知りたく思っている人は多いと思います。 ここでは、各地方でどのような調査が実施されているのかを紹介しています。
▶ 全国大会での地方別調査の紹介
日本鳥類標識協会の全国大会では、開催地方の標識調査をテーマとした
シンポジウムや口頭発表、ポスター発表等が開催されています。
◆北海道
2015年大会において、以下の発表がなされました。講演要旨が閲覧できます。
「北海道のバンディングと北海道バンダー連絡会の28年の歩み」 佐藤理夫
◆東北地方
2004年大会において、シンポジウム「東北地方における標識調査」が開催されました。東北地方の各地で行われている標識調査の様子がわかります。
◆新潟県
2014年大会において、「新潟県における鳥類標識調査(本間隆平)」の発表がありました。さらに新潟県の10ヶ所の標識調査についてのポスター発表があり、それらの講演要旨を読むことができる。
◆北陸地方
2003年大会において、シンポジウム「北陸地方(福井・石川・富山3県)における標識調査」が開催されました。
▶ 地方でのグループ活動
標識協会員が中心となってグループ活動を行っている地方もあります。ほかにも地方のグループ活動のウェブサイトがあればリンクします。
また地方のグループ活動を紹介するウェブサイト構築を支援します。
京都・冠島調査研究会(オオミズナギドリの継続的標識調査を中心とした活動)
カラーマーキング鳥類調査グループ・関西(関西にかかわるカラーマーキング調査活動の紹介)
地方別にどのような標識調査が行われたかについて、種別の新放鳥数と回収情報を調べることができます。
▶ 鳥類標識調査のステーション別の報告
以下の環境省のホームページには、全国にある1級ステーションおよび2級ステーション、その他にわけて、年度別に種別の新放鳥数が公開されています。
鳥類標識調査 調査結果(環境省生物多様性センター)
▶ 都道府県別の種別の新放鳥数の情報
日本鳥類標識協会誌には年度別の鳥類標識調査日本国内県別新放鳥数一覧が掲載
されています。
【
例】:2009年および2010年の一覧(J-Stage)
▶ 種別の回収情報
標識調査で得られた回収記録について、WebGisによる表示をみることができます。
都道府県(または国外の国名)を選ぶと、その都道府県にかかわる回収記録が得られた種
が表示され、Google Earthなどによって、知りたい種の回収情報が図示されます。
放鳥・回収地点からの検索(環境省生物多様性センター)