2024年度日本鳥類標識協会大会事務局

 実行委員長 水田拓

  日本で初めて鳥類標識調査が行われたのは、今からちょうど100年前の1924年。現在の羽田空港の中にあった黒田侯爵家の鴨場で、農商務省の内田清之助 (1884-1975) がゴイサギの雛100羽に足環を装着したのが始まりです。その後100年間、戦争による一時中断はあったものの、日本の鳥類標識調査は粛々と実施され続けてきました。山階鳥類研究所が調査を受託し始めた1961年以降、2022年までの62 年間の累計で651万4,582羽(504種)が標識放鳥され、4万4,462羽(272種)が回収されています。この素晴らしい実績は、ひとえに全国のバンダーの皆様、標識調査にご理解いただいている皆様のご協力の賜物です。この場をお借りして御礼申し上げます。
 さて、この100年の標識調査でどんなことがわかってきたのでしょうか? そして、次の100年に向けて、標識調査をどのように発展させていけばよいのでしょうか。今回はこの問いに挑むべく、標識大会とあわせて、100周年記念シンポジウムを山階鳥類研究所と鳥類標識協会の共催で企画しました。東アジアの鳥類の渡りについて精力的に研究されているドイツ・オルデンブルク大学のWieland Heim氏を迎え、国内の研究者4名(青木大輔氏、安藤温子氏、大河原恭祐氏、澤祐介氏)の発表も加えて、今後の標識調査の可能性について考える機会としたいと思います。皆様とともに、標識調査の未来を語ることができるのを楽しみにしています。 
 なお、1123日のシンポジウムは公開とし、一般の方々にも標識調査の存在とその意義を伝える機会にしたいと考えています。ふだん標識調査とあまりかかわりのない方々にも参加していただけるよう、皆様もぜひお知り合い等に広くお声掛けしていただければと思います。24日の一般講演は、協会員の紹介による非協会員も参加いただけます。こちらもご興味のある方がいらっしゃればお声がけください。ご協力をよろしくお願いいたします。


 

2024年度日本鳥類標識協会大会概要

 


  ■ 大会要旨集
  ■ オンライン配信
    11/23(土) シンポジウム(Youtube配信)
    11/24(日) 一般講演(オンライン配信は終了しました。)


 

. 開催日 

2024年11月23日(土)・24日(日)
共催:山階鳥類研究所
後援:環境省生物多様性センター(予定)

. 大会会場

  東京農業大学 世田谷キャンパス アカデミアセンター 横井講堂
  
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1

. 大会プログラム(予定)

11月23日(土)
 12:00       受付開始
 13:00〜17:00  公開シンポジウム → 詳細はこちら!

【登壇者】
 Wieland Heim氏 オルデンブルク大学(ドイツ)
 青木大輔氏 森林総合研究所
 安藤温子氏  国立環境研究所
 大河原恭祐氏  金沢大学
 澤祐介氏 山階鳥類研究所

 18002000  懇親会(東京農業大学構内)

11月24日(日)
 900〜1200  一般講演
 
1200~13:00  総会
 13
15      写真撮影・閉会

. 参加申し込み

参加申し込みは以下のフォームからお申し込みください。
締め切りは11月8日です

 大会参加申込フォーム(申込は締切ました)

上記サイトから申し込めない方は、下記必要事項をご記入の上、 Emailまたは郵便で9.のあて先にお送りください(11月1日当日消印有効)。
 1.氏名
 2.連絡先(電話、メールアドレス等)
 3.参加日程(2日とも参加、1日目のみ、2日目のみ のいずれか)
 4.懇親会参加有無
 5.発表申込有無、有の場合は演題

大会時に総会を開催します。大会に参加されない方は,必ず総会委任状の送付をお願いいたします。定足数に満たない場合は総会が不成立となりますので,ご協力をお願いします。委任状は大会事務局あてに郵送するか,記入・捺印済みの委任状をスキャンして作成した画像ファイルを,Emailに添付してお送りください。

委任状

 委任状送付先メールアドレス:メールは削除しました

. 一般講演

 一般講演は口頭発表のみで,原則としてバンディングに関するテーマでお願いします。発表12分,質疑3分です(申し込み状況により変更する可能性があります)。発表を希望される方は,申し込み用紙に発表者氏名と演題を記入し,参加申し込みと合わせてお送りください。一般講演を希望される方は、申込時に発表者氏名と演題を記入し、大会参加申し込みと一緒にお送りください。発表時の設備(PC、プロジェクターなど)は、講演希望者に後日直接お知らせします。

 また、以下の要領で講演要旨のご提出をお願いします。A4判白紙の縦置きに横書きで1ページ以内に収めてください。余白は上下3cm、左右2cm。フォントサイズは11〜12ポイント。1行目中央に演題、次行に演者氏名・所属等を書き、1行空けて4行目から本文を書き始めてください。演者が複数の場合は、発表者氏名の左側に○印をつけてください。要旨には図表を含めることもできますが、モノクロ印刷時に十分読めるような鮮明さで作成してください。
 講演要旨は、11月8日 (金)までに、メールにてお送りください(メールは削除しました)。

. 参加費

1.大会のみ参加:2,000円
2・大会と懇親会に参加:7,000円
 お申し込み後早めに、いずれかの金額を下記の郵便振替口座にお振り込みください。

【ゆうちょ銀行から振り込み】
 口座番号(記号-番号):00100-6-188018
 加入者名:日本鳥類標識協会(ニホンチョウルイヒョウシキキョウカイ)

【ゆうちょ銀行以外の金融機関から振り込み】
 ゆうちょ銀行 店番:019 店名:〇一九(ゼロイチキユウ)
 当座預金 口座番号:0188018
 名義:ニホンチョウルイヒョウシキキョウカイ

. 宿泊

 東京都内での開催で、宿泊施設は多数ありますので、必要な方は各自お取りください。

. オンライン配信

11月23日のシンポジウム、24日の標識大会は、オンライン配信を行う予定です。詳細は、改めて大会ホームページにてお知らせします。

. 参加申し込み・講演要旨・総会委任状送付先

〒 270-1145 千葉県我孫子市高野山115
       (公財)山階鳥類研究所 日本鳥類標識協会大会事務局
Tel/Fax 04-7182-1108/04-7182-4342
Email   メールは削除しました

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